[4]遺産分割(2)負の財産

相続問題

以前、財産には正の財産と負の財産があると申し上げましたね。([3]生前相続のメリットとデメリット(1)相続税の対象~参照)

おさらいですが、負の財産とは住宅ローン、借金、未払の税金、クレジットカードの未払い分、連帯債務、保証債務、損害賠償の債務など故人が遺した金銭債務のことをいいます。

残念なことですが、相続において資産だけを引き継ぐということはできません。法定相続人は、法定相続分に従って上記のような金銭債務も分割継承しなければならないとされています。

そのため、相続する資産より借金のほうが多いことが明白な場合は相続放棄という方法を考える必要があるでしょう。

また、たとえ相続人の間で、特定の一人に債務を相続させるということはできません。それは、相続人本人が合意していても債権者にはその効力は及ばないとされているからです。

そのため債権者は各相続人に、法定相続分に従ってそれぞれ支払いを求めることができます。

ただし上記のような、分割できる金銭債務ではなく不動産や連帯債務といった複雑な債務の場合は注意が必要です。

安易に相続してしまうと、後々莫大な債務を引き継ぐおそれがあります。

ですので、被相続人が経営者の場合や連帯債務・保証債務を抱えていた場合は相続人だけで判断せずに、弁護士に相談するのが良いでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました