話し合いをしてもどちらかが離婚に合意できなかった場合、調停や裁判で決着をつけることになります。
そして調停や裁判で勝つために重要なことは、「第三者を納得させる主張をする」ということです。
今回は裁判を有利に運ぶための事前準備についてお話していきます。
☆この記事で分かること☆
調停離婚や裁判離婚を行う前にしておくべき準備について
まずは自分の考えを明確にする必要があります。
「離婚したい理由はなにか」「相手に対し何を要求するのか」というようなことをしっかり整理しまとめておきましょう。
あとは、調停や裁判がどのようにして行われるのかを事前に学んでおいたり、質問されそうなことに対しあらかじめ答えを用意しておいたりするのも有効な手です。
それから、もし離婚原因が相手の浮気ならその証拠を集めておくのも良いでしょう。
証拠として有効なものについては前回の記事で説明しているのでそちらをご覧ください。
しかし裁判離婚へ進むのであれば、個人で準備できることにも限りがあるので法律の専門家である弁護士に依頼するべきです。
というのも、訴状や答弁書は自分で作成することもできますが、それらも証拠の書類と一緒に提出するものがほとんどの上、それらすべてに法律が絡んでくるので個人で準備するのはかなり厳しいと言えます。
「でも弁護士費用が用意できないから調停離婚や裁判離婚はできない・・・」とお考えの方もすぐに諦めないでください。
弁護士費用がない人を対象に「法テラス」を利用することも検討してみてください。
法テラスとはいわば法的トラブルの総合案内所で、そこでは弁護士費用を立て替えてくれる上、立て替えた費用は原則として月額5000円から1万円ずつ返済することが可能なシステムがあります。
そういった料金的な面も含めて、ぜひ一度当事務所にご相談いただければと思います。