自宅を相続した場合は、自宅の建物を評価する必要があります。自宅以外に、相続した建物がある場合も同様です。
毎年5~6月に役所から郵送されてくる「固定資産税納税通知書」には、土地と建物の固定資産税評価額が記載されています。
「固定資産税」とは、土地や建物を所有している人にかかる税金です。
そして固定資産税を決める際の基準となる評価額のことを「固定資産税評価額」といいます。
固定資産税評価額とは、土地や家屋、償却資産に対して課される地方税のことです。
この固定資産税評価額は、実際の建築費の60%で算定されます。
しかしこれは築年数が古くなると評価額はさらに安くなってしまいます。
たとえば、建築費3000万円の建物の5年後の固定資産税評価額はおよそ1200~1500万円となるわけです。(あくまで計算上の数値であり目安です)
しかし、実際に売れる価格は、もっと高い場合もあります。
逆に、かなり築年数が古くて値段がつかない建物の場合でも、固定資産税評価額はそれなりの価格となっている場合があります。
このように、建物の評価というのは複雑で、状況にもよりますので一概に算定できるものでもありません。
ですので、相続した建物は実際にはいくらで売れるかを把握しましょう。必要に応じて不動産鑑定士の鑑定をしても良いかもしれません。
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