最近では「投資家」も珍しくない時代になりました。いやむしろ「投資してないの?どうして?」とすら聞かれる具合には随分世間に馴染んだポジションといえますね。
学生からご年配の方まで幅広い年代の方が没頭する「投資」。
しかしここ最近、投資による詐欺被害が多発しています。
そもそも投資というのは金融資本を経済・経営活動を通じて投資対象(多くは民間企業など)に投下することです。株式や投資信託などの購入がその一例ですね。
上手くいけば資本を何十、いや何百倍も増やすことができるでしょう。
しかしもちろんリスクはあります。現に、私は資本金の何百倍も損をして破産せざるをえなくなった人たちを何人もみてきました。
一部の人々は投資を「マネーゲーム」と呼ぶそうですが、さてそれが正しいのか否かは置いておき、やはりある種のゲーム性を内包しておりそれが人々を魅了しているのは間違いないでしょう。
詐欺師は「元本保証」「必ず儲かります」などと言葉巧みに勧誘してきます。
その甘言につられお金を出すと、実際には儲けどころか元金の大半が戻ってこず、勧誘した業者に連絡を取ろうとすると不通、陰も形もなくなっていたという事例が後をたちません。
「もっとお金があればなあ」
誰もが思うことだと思います。
ですが昔からある言葉をそのまま引用させていただくと、「うまい話には裏がある」。
これに尽きると思います。
簡単に莫大なお金が入るのなら、世間の多くの人々はなぜ毎日満員電車に乗り、汗水たらして一生懸命働いているのでしょう。
それは、「そんなうまい話はない」と知っているからです。