少し前、知人から私の携帯に連絡がありました。メッセージを開くと、「給付金詐欺の電話を受けたかもしれない」とのこと。
慌てて連絡をし、詳しく話を聞いてみました。
すると、ある日知人の携帯にとある区役所の社員を名乗る人物より連絡があったそうで、その社員曰く（細かい部分は割愛しますが）「給付金の申請方法が変更された。書類による申請ではなくなるので口頭で口座番号等を教えてほしい。○日には着金される予定なので確認してほしい。」とのこと。
おそらく実際にはもっと巧妙に、それらしき言い回しをしたのでしょうが内容としてはこのような感じでした。
これを見ている皆さんはお分かりかと思いますが、もちろんこれは詐欺です。
給付金などの役所を介する手続きとして、口頭のみでの着金などありえません。
しかし、残念なことにこのようなお粗末な詐欺が非常に増えているのも事実です。
ちょうどこの記事を書いているときも、知人女性に虚偽申請を指南した可能性があるとして、名古屋市の男が再逮捕された、というニュースが目に入りました。
どうやら3人が知人の20代の女性会社員を指南し、給付金100万円をだまし取った疑いが強まったとして愛知県警が逮捕に踏み切ったようですね。
こういったニュースをみると、「なんでこんな詐欺に騙されるのだろう？」と不思議に思う方も多いと思います。
実際、騙されない人のほうが圧倒的に多いのです。
しかし、以前取り上げた闇金事件にも通ずるものですが、悪人というのは得てして弱った人間の隙に付け入るのが非常に上手いものなのです。
これを見ている貴方の心が健康ならば安心です。
もしそうではないという方がいるならぜひ気を付けてください。
相談する相手を間違えないこと。
それが破滅への道を塞ぐ大きな選択なのです。
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