DVとはなにか?
DV(ドメスティックバイオレンス)とは、親密な関係にある相手から暴力を受ける事です。ここでいう暴力とは身体的な暴力だけではありません。
精神的、性的、経済的に危害を加えられてもDVにあたる可能性があります。
今回は自分が「DVを受けているのでは?」と感じたらやるべきことをお話していきます。
前述したように、物理的な暴力を受けること以外にもDVだと判断される場合があります。
たとえば、大声で怒鳴り暴言を浴びせるなどの「精神的なDV」、性的関係を強要するなどの「性的なDV」、生活費を渡さず、働くことも禁止するなどの「経済的なDV」などがあります。
上記のような行為を受けていると感じたらすぐに行動を起こしましょう。
まずは相談からです。警察や女性センター、弁護士など力になってくれる公的機関はたくさんあります。
そしてその相談をした上でDVを受けたという証拠を残しておくことが非常に重要です。
DVを受けている証拠を収集する
・調停や裁判に備え、医師の診断書を用意する。
・被害を受けた様子を写真や動画に残しておく。
・相談先(警察や弁護士)に相談した記録を個人情報開示手続きで取り寄せる。
基本はこの3つを行っていればスムーズに事を運ぶことができます。
しかし残念ながらDVを受けている方の多くは肉体的・精神的に疲弊しており、自ら行動する気力がない場合がほとんどです。
加えて、無理に証拠を収集しようとしてさらなるトラブルに発展する危険性もありますので個人ですべて判断して行動するのはくれぐれもお控えください。
まずは相談先をきめ、自分の置かれている状況を説明し今後どう動いていくかのアドバイスを受けるところから初めてみてください。
避難場所の確保
とくに身体的な暴力を受けている方は、一刻も早くその場所から逃げるべきです。
今回はその避難場所についてお話していきます。
実家や友人宅など思い当たる場所があればそれが何によりですが、もし難しい場合は、警察または都道府県に設置されている配偶者暴力相談支援センターに相談すると一時的な保護を受けることができます。
ほかにもNPO法人や社会福祉法人などの民間シェルターでも一時的な受け入れを行っています。こうした施設は加害者側に居場所がばれないよう所在地が非公開になっているので安心できます。
このシェルターでは、弁護士などの相談を受けながら新しい住居への入居や生活保護受給の手続きなどのサポートを受けることがあります。
DV解決で最も重要なのは「誰かに助けを求める」ということです。自分の力だけで解決しようとするのではなく、いろんな専門家の手を借りましょう。
それは何も恥ずべきことではありません。
ただし「誰かに相談する」という一点のみは自分ひとりで行わなければなりません。
ぜひ勇気を出して人生を変えるための一歩を踏み出して頂きたいと思います。
当事務所も初回のご相談は無料となっております。電話やLINE等柔軟に対応しておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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